水俣病は、20世紀に起きた世界でも最大・最悪の公害事件です。 水俣病事件に関する成書は数多く出版されています。 その原因に関する研究は既に終わっていると思っていた方も多いかもしれませんが、事実は決してそうではないのです。 何が原因でこの大惨事が起こったのか、その原因と連鎖の関係が科学的レベルでは全く未解明、謎に包まれたままなのです。 著者たちは、この歴史的惨事を後世の教訓にするためには、事件の原因と因果の関係について、あいまいさやあやふやさのない科学的説明を残さねばと決心しました。 昭電論文の虚偽を証明した補論を付す水俣病科学研究の記念碑的書。 第55回毎日出版文化賞受賞作を改訂・増補。 |