皆様
先日は4月8日、帝国ホテルで行った私達の論文「理論物理計算が示す福島原発事故の真相」(現代化学5月号)の記者発表についてご案内をさしあげましたが、今回はその続報「理論物理計算が示す福島原発事故の真相 続」(現代化学6月号)の記者発表を次のように行いますので、ご案内です。
場 所 学士会館本館 203号室
住 所
交 通 地下鉄 半蔵門線 神保町
東西線 竹橋
電 話 03-3292-5936
〔前報の主要結論〕
1.大気への放出量は海域への放出量の1000倍
2.現在の大気への放出レベルが100日続いても全放出量はチェルノビルの1/1000.
3.緊急エンジンは事故直後一旦作動し原子炉を冷却した。
4.これは津波による事故ではない。
〔前報の反響〕
1. 記者発表1時間半のVideoを 西村肇のホームページ http://jimnihimura.jp で公開したが
1ヶ月で約1万人が見た。
2.政府は事故による放射性物質の排出量をチェルノビルの1/10と発表
3.津波による緊急エンジンの浸水が事故原因と発表
〔今回発表の目的〕
前回は3月11日の事故後、2週間で書き上げたもので使えたデータは3月23日まで、今回はその後の1ヶ月のデータを入れて再検討・再確認した。
〔今回の結論〕
1.前後で海域への放出量は最終のデータ(3月21日)だけをもとにしたが、その後の1ヶ月は海域への放出が異常に大きかった。
2.それでも大気への放出量の1/10
3.したがってチェルノビルの1/1000以下の結論変わりなし
4.原子炉水位データの再検討の結果、緊急エンジンが作動していた時間を確定できた。
〔事故を拡大した責任は〕
物理学的研究の結果、不明だった地震直後の原子炉内の様子が鮮明に浮かび上がった。そこで著者が全権をまかされたらどういう判断をし、何を実行したかを明確に述べた。事故拡大の責任はそのような全権と責任の取り方を認めない組織のあり方にある。つまり組織災である。
2011年5月8日 東京大学名誉教授 西村 肇
発表動画